行事の準備を、
AIと一緒に
大崎市のかえで保育園さんで、実際に進めた順番です。同じ順番をなぞると、製作のアイデアから、子どもに見せる手順のイラストまでができあがります。
今日のゴール
行事の準備を、
AIと相談しながら進める
やったことは、大きく二つです。アイデアを出すことと、それを資料やイラストにかたちにすること。上から順に進めます。
AIにお願いする前に
まず、3つ決める
いきなりAIには頼みません。先に決めることが3つあります。ここは、AIではなく先生ご自身が決めるところです。
- 1 誰の、いつのこと?4歳児のクラス/9月の製作 など
- 2 前と変えたいことは?前回は絵の具だったので、今回はそれ以外 など
- 3 できあがりをどう使う?画用紙に仕上げて壁に掲示する など
この3つがそろっていると、返ってくる案がぐっと園の実情に近づきます。思いつかないところは空けたままでも進められます。
アイデアを出す
アイデアを
出してもらう
決めた3つを、そのまま文章にしてAIに渡します。かえで保育園さんで実際に使ったのが、この形です。
そのまま使う文章
[4歳児]のクラスで、[9月]に作れる製作のアイデアを考えたいです。 ・前回は[絵の具]を使ったので、今回はそれ以外で作りたいです。 ・できあがったものは[画用紙に仕上げて、壁に掲示]します。 アイデアをいくつか出してください。
- 1上の「この文章をコピー」を押します。
- 2[ ]の中を、ご自身の園の内容に置きかえます。
- 3AIの入力欄に貼り付けて、送信します。
- 4画面いっぱいに、アイデアが並びます。
会話するように
気になった案を、
深掘りする
並んだ中から気になった案を一つ選んで、続けて聞きます。同じ画面の中で、会話を続けるだけです。
そのまま使う文章
[2つ目]の案を、[10人]で作るとしたら、どうしたらいいですか。
はじめに「前回は絵の具を使った」と伝えてあるので、そこをふまえて、かぶらないように考えてくれます。同じ画面で続けて聞くことが大切です。新しく始めると、前の条件が伝わりません。
かたちにする
作り方を、
イラストにする
作るものが決まったら、その作り方を子どもに見せる形にします。これも、同じ画面で続けてお願いします。
そのまま使う文章
この作り方を、子どもたちがわかるように順番にイラストにしてください。
「まずこれ、次はこう」と、順番が絵になって返ってきます。ことばで説明するより、子どもたちに伝わりやすくなります。印刷して、製作の時間に手元に置いておくこともできます。
かたちにする
お便りのイラストも、
同じように
お便りや掲示物に載せるイラストも、同じ頼み方です。ちがうのは、どんな雰囲気にしたいかをひとこと添えるところだけです。
そのまま使う文章
[秋らしい、水彩風]のイラストにしてください。
ひとことで足ります。長い説明はいりません。[ ]の中を入れかえると、雰囲気が変わります。
「いい感じのイラストにして」
「秋らしい、水彩風のイラストにしてください」
どんな色にするか、どんな仕上がりにするか。子どもたちを思い浮かべて決めるところは、先生の腕の見せどころです。
手書きから
手書きの図を、
きれいにする
運動会の競技の図のように、手で描いた図をきれいにすることもできます。描き直す必要はありません。手書きのまま、写真に撮って渡します。
そのまま使う文章(写真と一緒に送ります)
これは保育園の[運動会の競技]の図です。 この手書きのイラストを画像生成で、整理してきれいに再現してください。
- 1いつもどおり、紙に手で図を描きます。きれいに描かなくて大丈夫です。
- 2描いた図を、スマートフォンで写真に撮ります。
- 3AIの入力欄で「+」を押し、その写真を添付します。
- 4上の文章をコピーして貼り付け、送信します。まっすぐな線の見やすい図になって返ってきます。
直したいところがあったら
一度で思いどおりにはなりません。かえで保育園さんでも、1回目は机の数が足りませんでした。そんなときも、ゼロから描き直さなくて大丈夫です。
そのまま使う文章
[机は3台です]。この内容を足して、もう一度作ってください。
直したいところを、写真の上から赤ペンで印をつけて渡すやり方もあります。どこを直してほしいかが、ことばより早く伝わります。
いちばん大切なこと
できあがったものは、
必ず確かめる
AIが作ったものは、それらしく見えても、間違いが混ざっていることがあります。ある保育園では、避難訓練のクイズを作ってもらったところ、その答えが本当の避難のしかたとちがっていた、ということがありました。
- 内容は合っている?日付・場所・人数・手順
- 園のやり方と合っている?実際の決まりごとと食いちがっていないか
- 子どもに見せて大丈夫?年齢に合っているか/安全か
最後に確かめて判断するのは、人の役目です。
今日やるなら、これ一つ
まずは、ひとこと
話しかけてみる
むずかしく考える必要はありません。今日もし何か一つ試すなら、スマートフォンにこう話しかけてみてください。
そのまま使う文章
うちのクラスで、来月できる製作のアイデアをいくつか教えて
最初は、このひとことだけでじゅうぶんです。
いちから全部を、
自分で作らなくていい
手間のかかるところを手伝ってもらい、そうして生まれた時間を、子どもたちと過ごす時間に変えていく。ほかの頼み方は「AIへの頼み方集」にまとめています。